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寺檀紛争と裁判(part 1)
Tue.22.11.2011 Posted in 経過報告
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 裁判には、言うまでもなく、多大の時間とお金と労力が掛かります。出来たら裁判などやりたくありません。又、このブログに「お寺に弁護士は馴染まない」という記事がありましたが、裁判も本来お寺に馴染みません。
しかし世間には、私どもと同様、住職問題をかかえて裁判に踏み切っているお寺が多々あるようです。 多くの場合、宗門が当たり前に機能していれば、基本的には裁判など必要ないはずです。  

 私どもは寺檀紛争を宗門内で解決すべく努力しておりましたが、宗門から無視され放置されたこと、現住職から檀家が提訴され、現住職に宗門内で解決する意思がないことがはっきりしたこと等の当時の事情を踏まえてやむなく裁判をおこしました。

 それは以下の経緯からです。

①現住職が曹洞宗審事院の「和解調停案」を受諾すると言明しながらその裏で和解相手の責任役員3人全員を解任するという背信行為をしたこと。
②守るべきお寺の慣習や民主的手続きを踏まずに現住職の意に沿う責任役員3名(僧侶2名・葬祭業者1名で構成された)を勝手に選任したこと。
③この新責任役員と称する3名を宗務庁に申請(責任役員変更委嘱申請・責任役員住所氏名印鑑届)したことにより、お寺の運営が現住職と自称責任役員らに独断専行される恐れがあったこと。
④この申請は不正につき宗務庁に申請の不受理・却下等の申し入れを何度も行ったが、全て無視・無回答に終始し放置されたこと。
⑤この間、現住職は宗務庁に宗務総長(代表役員)からの、自称新責任役員に対する責任役員「委嘱状」の交付を数次にわたり督促や画策をしていたこと。
⑥前住職は「現住職に騙されて住職の地位を譲ってしまった。」として、現住職を訴えていたが、そのさ中に前住職が亡くなった途端に、現住職は、筆頭総代の正規責任役員を提訴(損害賠償請求事件)するという突然の行動に出た。檀家さんを裁判にかけるという前代未聞の事態により現住職が宗門内で解決する意思がないことが明確になったこと。
⑦宗門の無視、放置という対応が、問責されている現住職の独断専行を結果的に黙認している形となり、宗務庁に不信感が増幅するなか、正規責任役員の任期満了を待ってそれを大義名分にして自称責任役員に対し宗務総長代表役員から委嘱状」の交付がなされる危惧を感じたこと。
⑧宗務庁に宗制にもとづき現住職の「罷免申立」を行うが、これも前記の不正な新「責任役員申請」問題と同様に無視、無回答され放置されたこと。

 責任役員という地位は「お寺の最高意思決定機関」であります。その重要な地位にある者が住職(代表役員)の恣意と独断専行とによって簡単に首を切られるというようなことは、宗教法人法の趣旨にも反します。
そこで「住職(代表役員)の地位」とともに、現住職が勝手に選んだ自称責任役員が「責任役員の地位にないこと」を求める裁判(地位確認請求事件)。をおこしたものです。

 お寺は一方においては宗教法人という側面をもっており、その面から司法の場で裁かれることもあり得るとは思いますが、宗門には「宗制」という法の定めがあり、その中には「寺院住職任免規程」やら「曹洞宗懲戒規程」やらがちゃんとそろっています。宗門がやる気にさえなれば、住職問題についてしかるべく判断し、きちっとした処置をとる体制はそろっているのです。その辺については、裁判の過程を通じて何となく感じるのですが、裁判所の方にも「住職問題」などは、本来は宗門で解決すべきものではないか、という風な気分的なものがあるような気がしてなりません。
 宗門は、住職問題について、極力檀家を裁判に頼らざるを得ないような状況に追い込まないよう、本来もっているはずの自浄能力を発揮してください。

 なお、裁判のその後の経緯についてはpart Ⅱ以降にてお知らせします。
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