寺檀紛争に対しこれまで宗務庁の行政機関は曹洞宗檀信徒にどの様に対応してきたか? 長年に亘り信じ難いほど不誠実な対応を幾度も受けました。 その一事例を下記します。
1、調停不調後に大多数の檀信徒の意思表示を元に宗制にもとづく「住職罷免申立」は申立て後、7年経過したが未だに裁 決が為されていない。 内局の職責放棄。
2、幾多の経緯の末、宗務庁として当事者間の「話し合い解決」を要望するも宗務庁はオブザーバーの立場から一歩も踏み 出さず、問題解決へのイニシアチブを何らとらない。 結果的に傍観者の立場である。
3、話し合い解決が膠着状態になった現状から今後の宗務庁の対応策などを再三要請しても具体的な回答が得られない。
問題を先送りして次の内局にたらいまわし。
こんな現状から「問題の住職」は宗務庁の無策振りを逆手にとり「寺檀紛争」など無いと檀家に強弁して常時施錠され、多 数の監視カメラに守られた寺で安穏と暮らしている。
これが龍光寺の現状です。
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昨日、第11回目の裁判(地位確認請求事件・被告:問題住職)が開かれた。私らが要請した被告らの本人尋問は既に同種裁判にて実施された裁判資料があるとの理由で残念ながら人証尋問は見送られました。これにて弁論は終結となり来る10月30日に判決となりました。寺檀紛議に現実的に対応できない聖職者性善説に立脚した不備な寺院規則・宗制・宗教法人法と僧侶互助会的な宗門の体質などが檀信徒を苦しめているこの社会問題を司法がどこまで踏み込んでくれるのか大岡裁判を期待しているところです。